漢方コラム
婦人科疾患
子宮内膜症・子宮筋腫
私自身の経験です。
当時は、今のように漢方薬専門店ではなく、一般薬も多く扱っていました。
生理痛がひどく「もう更年期かな?」と思いながら、店にある鎮痛剤をあれこれ人体実験とばかりに飲み、さらにビタミン剤やその他良さそうなものを飲んで過ごしていました。
しかし痛みはますますひどくなり、ついには店をお手伝いの人にたのみ、寝込むほどになってしまいました。
この頃は、とにかく仕事が忙しく、「明日はお医者さんに行こう」と思いながらも、そのまま我慢するしかありませんでした。
そうするうちに、ついに症状は我慢を越え、やっとの思いで産婦人科に行くと、子宮筋腫が大きくなりすぎている上に子宮内膜症もあり、手術が必要とのことでした。
当時は、3人の子どもたちの学費や仕送りが大変な時期でしたし、お店を休む訳にも行かず「どうしよう・・・」と悩んでいると、あるメーカーさんが『田七人参』の本を読むように薦めてくださったのです。
読んでみると「手術後の回復が早い」と書いてあり、「高価だな・・・」と思いながらも「この際仕方がない」と、飲んでみることにました。
指示書の通りに1日2回飲み続けると、嬉しいことに2ヶ月目の生理時には寝込まずに働けるようになっていました。
お医者様にも「手術をずらしてください。」とお願いすることができ、その後は、お薬の範疇には入らないのですが、ある健康食品を飲み続けました。
1年半ほど、その健康食品を続けたのですが、ふとしたことで数日間飲めないことがあったのです。
そのとたん、また、あの激痛がやってきました。
夫に奈良県立医大に連れて行ってもらうと、再び「手術をするように」との宣告を受けました。
しかし、子どもたちのこともあり、どうしても手術を受ける気にはなりませんでした。
再び健康食品をしっかりと飲み続けると、激痛は、生じなくなり、結局、子宮筋腫の手術は、受けることなく今に至っています。
この体験がきっかけで、私は、漢方の勉強会に参加するようになり、すぐれた先生の指導の下基礎から勉強をしなおすことになりました。
先生は、いつも、
「病名にとらわれず、何時、何処で、何が、どうなっているのか考えなさい」と言われていました。
この言葉は、私の原点であり基礎として、今でもお客様にお会いするときに、心がけていることでもあります。
子宮筋腫、子宮内膜症でお困りの方、漢方薬を試してみませんか。
私自身の体験からもいろいろとお話できることがあります。
ぜひ、お気軽にご相談ください。
子宮筋腫・チョコレート膿腫
大きさによって服用期間は変わりますが、生理痛、肩凝り、頭痛、頭重、冷え症が楽になります。
生理の時にレバーのような塊が出なくなったら良くなってきていると思って下さい。
子宝相談
病院での不妊治療など色々試しても、思うように妊娠に結びつかない方に漢方薬をお勧めしました。
4か月たってまだ妊娠されないので、「時間かかってしまってごめんね」とお話していると、「小学校の時から蚊飛症だったのが、蚊飛症が消えたから、効果が出ていると思います」と言ってくださり、その後も漢方薬を続けていただきました。
その後、1年3カ月か4カ月で妊娠され、無事3000kg位の赤ちゃんを出産されました。
子宝相談は冷え症の改善が第一だと考えています。