漢方コラム
気・血・水
漢方では、気・血・水のバランスが取れていることを健康と言います。
- 気=「生命エネルギー」
- 元気とか陽気、陰気、病気などというように、気を使った言葉は、日常で何気なく使われています。
- 「気」は心身を保つための重要な生命エネルギーです。
- 血=「血液」
- 身体を循環し栄養素を全身に運びます。
- 水=「身体の中にある水分」
- 汗やリンパ液などの体液全体を指します。老廃物の排出の役割も行います。
近年、冷暖房や交通網が発達し、冬でも夏野菜や果物が食べられるようになり、食べ物から旬という言葉が遠のいているように思います。
冬にアイスクリームや、冷たいビールなどを飲むようになり、夏にはクーラーで身体を冷やし過ぎ、冷え症の人は冬より夏の方がつらい、などと季節感がなくなってきました。
夜も電気のおかげで明るく過ごせるのですが、子供でも睡眠不足が問題になり、ストレスが病気の引き金にもなっています。
季節感が薄れ、不安定になった生活のなかで、気血水のバランスをすっかりくずしてしまっているのが、現代の人間の特徴です。
人も動物 快食、快眠、快便が基本です。
やる気 元気の気と、血、水のバランスがとれて元気が維持されます。
漢方薬は、気血水のバランスをとるお手伝いをしながら、人々を健康に導きます。
不調でお悩みなら、一度漢方薬をお試しください。
日々の生活を元気で明るく、送るために、お手伝いいたします。
昔の人は、病は気から、とか 食力とか よくかんで食べるようにとか言ったものです。
どうしょうもなく、弱ってしまった方も食べられるようになると、体調の回復が早くなります。
反対に、食べ過ぎてしまう人はよくかんで食べ、繊維質の食品を多く食べることで、食べ過ぎを控え、満腹感を得られます。
(適度な運動で身体をきたえる事も必要ですが・・)
生活習慣病と言われるように、食生活はなかなか変えることは難しいものですが、少し意識すると、だんだん良い方に向かい、良くなると、元気も出てきます。
元気が出ると明るくなります。
とはいえ、仕事や勉強や、ついテレビを見て、夜更かしなどで睡眠不足になったり、仕事や付き合いなどでストレスをためてしまい、発散できない事もあります。
日常生活の中で、ついついご自分で身体や心を無理させてしまい、どうにもならなくなってしまうこともあるかと思います。
そんな時には、漢方薬を思い出してください。
生薬は、長い年月の間に、よい物が残ってきました。
病気の治療にも用いますが、予防にも効果があります。
人は、それぞれ。体格も体質や好みも違います。
生薬も人それぞれです。
それぞれが必要とするものは違うのです。
一緒に一番楽になれる方法を探すお手伝いが出来たらと思います。